静岡の鮮やかなマンホール蓋

 

 

4月中旬の静岡

こんにちは、あのかどライターのkikoです。私の住むここ静岡市清水区はこの数日、夏日のような暑さで桜の花がいっきに散っていってしまいました。もう少しお花見気分を味わいたかったのに…ちょっぴり残念。でも、汗をかきながらのお花見とやらはいかがなものかと考えると、ちょうどいいのかもしれない。しかしこの時期、急に寒くなったりもするので、油断は禁物。どうぞ皆さま体調管理には十分にお気をつけてくださいませ。

そんな春から夏へと移ろうとするこの季節。あのかどライターとして、何処へ歩いて行こうかと、考えを巡らしてい矢先…私用でJR清水駅へ行かねばならないことに気づき、てくてく歩いて行く事に。散りゆく桜の花や川を眺めながら、25分程でJR清水駅に到着。駅だけあって新入学生や新社会人らしき人達がのんびりと歩いてる。

 

 

世界的に有名なマンホール?

さて私用を済ませるために駅改札口へと向かう長いエスカレーターへ足を伸ばしたその瞬間、目に飛び込んで来たのは世界的に有名な清水を代表する、マンホール蓋。そう、静岡市清水区(旧清水市)出身の漫画家さくらももこ先生の“ちびまる子ちゃんマンホール蓋”。こちらはJR清水駅バージョン。バージョンという理由はももこ先生作のマンホール蓋はニ枚あり、その一枚がここJR清水駅にあるというわけ。マグロと海と富士山が象徴的。そして勝手に命名、休日編お出掛け、まるちゃん。ピンクの帽子と洋服がとってもキュート。これって国宝級のマンホールではないかな。

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設置場所はJR清水駅改札口を出て西口の階段、若しくはエスカレーターで降り立った所。

 

そしてもう一枚の新静岡駅バージョンのマンホール蓋はこちら。静岡市葵区、静岡鉄道(私鉄)新静岡駅下車。駅ビルのセノバけやき通り口を出て、横断歩道を渡りきった所。こちらは平日編黄色い通学帽のまるちゃん。茶畑、海とやっぱり富士山。いいネェ(ぜひ、まるちゃん風に)微妙に表情が違ってて心をくすぐられる。

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設置場所は新静岡駅ビル、セノバのけやき通り口を出て横断歩道を渡切った所。

生前、さくらももこ先生は「まる子のマンホールがあったらいいな。」という思いがあり、これらニ枚のマンホール蓋を静岡市へ寄贈していたのだそう。しかし、2018年8月、設置の前月に帰らぬ人と…とても楽しみにされていたと聞いたことがある。そして当時、もう一つ聞いたのが、誰もこれらのマンホールを踏んで行かないのだそう。分かるな。誰も踏まないね。

そして、世界的に有名って言うのも決して過言ではない。たまたま知り合った台湾の女性。カタコトの日本語で会話していると、何でも清水区にあるドリームプラザ内のちびまる子ちゃんミュージアムへやって来たとのこと。その彼女、スマホで自分の台湾の部屋を見せてくれたのだけど…部屋中まる子ちゃんグッズで溢れ返っていた。ももこ先生の偉大さを再確認。そしてついには「どうしたらドリームプラザのちびまる子ちゃんミュージアムで働けるのか?」と真剣に尋ねられてしまった。彼女のその熱い思いに真剣に考えてあげている自分がいた…しかし、その後その彼女から無事、台湾へ帰国したとの報告をもらったので、残念ながら働くことは無理だったようだ。

 

 

さすがサッカーの街

この日は、ポカポカ陽気だったのでマックシェイクを飲もうと、まる子ちゃんマンホール蓋を後にしてマックへ。ほんの数十歩、歩いたところにまたもや鮮やかなマンホールを発見。清水を代表するサッカーの街と清水エスパルス。結構、JR清水駅へ行っているのに、全く気づいていなかった。気づいてないのではなく、まるちゃんのマンホールが強烈すぎるのかもしれない。少し説明すると、黄色いファルコン(ネバーエンディングストーリーに出でくる、あれ…)みたいな動物?は清水のサッカーチームである、清水エスパルスのマスコット。名前はパルちゃん。パルとは友達という意味で耳の羽は現代版の羽衣を表してるんだって。羽衣っていったら天女…えっ?ってことは、パルちゃんは女なの?

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マンホールではないけれど

鮮やかなパルちゃんマンホール蓋を後にして、更に歩いていると…マンホール蓋ではないけれど、サッカーの街を表わしているモノ発見。仕切弁。な、何か顔が怖い。しかしこれまたサッカーの街を彷彿とさせる。こうやって歩いていると本当に色んな発見があり、どんな事も楽しめるんだと春の風を受けながらそう感じた。

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これからお出掛けする機会がグッと増えるこの季節。もし静岡県静岡市へお立ち寄りの際はこれらのマンホール蓋を探してみてはいかかでしょう。心がウキウキすること間違いない。そしてたまには徒歩であのかどを左に曲がってみては…予期せねお宝に出逢えるかも…